音楽座ミュージカル

「音楽座ミュージカル」という劇団の舞台を観てきました。
私がミュージカルを観るようになったのは、去年からのことです。
ミュージカルは、歌うようにセリフを話したり突然踊り出したりで、演劇や映画とは違うところがあるので、初めて観た時はかなり違和感がありましたが、その後、観劇を重ねて、自分自身がミュージカルの表現手法に慣れてきたということもあり、だんだんとその違和感を超えて、内容を純粋に理解出来るようになってきました。
ミュージカルは、言葉だけではなく、歌や踊りにも一つ一つ意味を込めるので表現にかなりの幅を持たせることが可能で、舞台全体でメッセージを発信することが出来るメディアです。
今回の作品「泣かないで」は今まで観た中で最も世界観が細部まで作り込まれた作品でした。脚本の元となっているのは、遠藤周作著の「わたしが・棄てた・女」という小説です。原作は全編が重苦しい雰囲気に包まれているのですが、音楽座ミュージカルの作品は、独自のアレンジで明るいシーンがたくさん盛り込まれているので、それと対照的に、テーマの部分がより鮮明に浮き上がるようになっています。
音楽座ミュージカルという劇団は、舞台作りと演出が素晴らしく上手い劇団です。最低限の舞台装置を使って何度も形を変えて、頻繁に緻密に場面転換を繰り返します。そのテンポの良さがあるので、単調な時間がなく、飽きることがありません。
そして、ハンパなくダンスが上手いです。舞台の前のオーケストラピットではバンドが生で演奏をしているので、壮大なフェスティバルのような迫力があり、それだけでも一見の価値はあります。
ミュージカルでは、観ていて素晴らしい!と思ったシーンでは観客は自発的に拍手をするという文化があるようで、今回の公演でも何箇所か大きな拍手が起こったシーンがあり、そこは本当に圧巻でした。
とにかく、勢いがあるので、2時間半の公演の間に舞台から受けるエネルギーの密度には、誰もが圧倒されること間違いなしだと思います。
■音楽座ミュージカル ホームページ
http://www.ongakuza-musical.com/
■内容(パンフレットより抜粋)
昭和38年に書かれた遠藤周作著『わたしが・棄てた・女』。
行き場のない焦燥感を抱える大学生と、他人の感情に
すぐに同化してしまう無垢な工員との出会いとその後を、
当時不治の病だった(現在は完治が可能)ハンセン病の
病院を絡ませて描く。
人間なら誰でも感じる普遍的な感情を、淡々と、時に鋭く
浮き彫りにした同書は、いまだ若い読者に多く読み継がれ
ている。ちなみに『泣かないで』というタイトルは、
ナチスのユダヤ収容所に入れられていた少女が、ガス室に
連れて行かれる直前に、母親を勇気づけるため壁に書いた
言葉。死を前にしてなお、他人を思いやれるか。
没後10年を迎えた遠藤周作の、それは私達への問いかけでもある。
■東京公演スケジュール
2006年7月1日(土) 東京芸術劇場 中ホール 東京 18:00
2006年7月2日(日) 東京芸術劇場 中ホール 東京 13:00
2006年7月3日(月) 東京芸術劇場 中ホール 東京 19:00
2006年7月4日(火) 東京芸術劇場 中ホール 東京 19:00
2006年7月5日(水) 東京芸術劇場 中ホール 東京 14:00
2006年7月6日(木) 東京芸術劇場 中ホール 東京 19:00
2006年7月7日(金) 東京芸術劇場 中ホール 東京 13:00/19:00
2006年7月8日(土) 東京芸術劇場 中ホール 東京 13:00/18:00
2006年7月9日(日) 東京芸術劇場 中ホール 東京 13:00
2006年7月12日(水) 東京芸術劇場 中ホール 東京 19:00
2006年7月13日(木) 東京芸術劇場 中ホール 東京 19:00
2006年7月14日(金) 東京芸術劇場 中ホール 東京 19:00
2006年7月15日(土) 東京芸術劇場 中ホール 東京 13:00/18:00
2006年7月16日(日) 東京芸術劇場 中ホール 東京 13:00
■料金
S席 9,450円
A席 7,350円
B席 5,250円
■場所
東京芸術劇場(東京都豊島区西池袋1丁目8番1号)

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