一瞬の分かれ目

たとえば、列に途中から割り込んで入ってきた人がいた時や、電車の中で誰かに席を譲ろうと思った時。そういう時、声をかけるきっかけというのは、最初の一瞬を逃すと、その後はとてもタイミングが取りづらい。ベストタイミングは、最初のほんの一瞬にしか訪れない。
結局、声をかけられるかどうかの分かれ目は、最初のたった一瞬、ためらいがあったかどうかの違いだ。だから、「そういう時には、何も考えずに、思った瞬間にとにかく声をかける」と、普段から決めておく。
その心構えを常に持っていれば、最初の一瞬はスッと踏み出せるものなのだと思う。