コルビュジエさんのつくりたかった美術館

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コルビュジエさんのつくりたかった美術館(五十川藍子/Echelle-1)

とてもいい本だった。
本というのは、同じ内容が書いてあったとしたら、短く簡潔にまとまっているほど良い。読みやすく、わかりやすいというのは、何よりも大事なポイントだと思う。この本は、実際に手にとった時、その装丁やイラストや紙の手触りなど、読んでみたいという気にさせる要素がたくさん含まれている。
コルビュジエ氏のことを詳しく知らなくても、彼が何をした人か、何を大事に考えていた人か、そしてどういう人柄であったかということが、とてもよくわかるようになっている。この本を読んで、コルビュジエという人は、建築家である以上に思想家であったということが伝わってきた。
建築は3つ以上の建物同士が集まって完結する、という概念や、展示物が増えるに従ってオウム貝の殻のように無限に成長していく美術館という思想は、特に面白かった。
【名言】
そう、アートが集まる場所だ。集まり続ける場所だ。
でも、それだけじゃない。美術館は、世界を見る装置だ。(p.18)

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