仕事するのにオフィスはいらない


仕事するのにオフィスはいらない(佐々木俊尚/光文社)

とても素晴らしい本だった。
IT技術の進歩によってオフィスがなくとも仕事をするのに不自由ない時代になった、ということを「ノマドワーキング」という言葉を使って説明しているのだけれど、非常に的を射た洞察ばかりだと思う。
このワーキングスタイルは、ブロードバンド、サードプレイス、クラウド、という3つのインフラに支えられて成り立っている、と著者は説明していて、この主張にはとても共感した。
この本のことは、「Up with People」という教育プログラムと関連して、本文の中でも取り上げられている、まどかに教えてもらった。
著者自身が、このノマド的なワーキングスタイルをかなり徹底的に実践している人で、特に、gmailやgoogleリーダー、デリシャス、エバーノート、などのクラウドのパワーユーザーであり、本の後半で、その具体的な長所や利便性について細かく書かれていて、それがまたとても参考になる。
この著者は、これから先にインターネットによってもたらされる変革の方向を、かなり敏感に読み取っている人だと思う。とても実際的で、すぐに使ってみたい知識をたくさん与えてくれた本だった。
【名言】
第1に、ノマドは本質的なフリーランサーです。会社と社員の契約を結んでいるかどうかという形式的な問題ではなく、その精神において、自宅にいようがカフェにいようが、あるいは公園のベンチであっても、どこでも仕事ができるからこそノマドなのです。
第2に、ノマドは、パーマネントコネクティビティで動いています。オフィスという場所に押し込められているから仕方なくつながっているのではなく、自分から望んで仲間や友人、家族、同僚たち、そして仕事ともしっかりとつながっているのです。
第3に、ノマドはアテンションをコントロールする人たちです。セルフコントロールができてこそ、ひとりの場所でも仕事を完璧に仕上げることができるようになります。
第4に、ノマドは鍛え上げられた情報強者です。顧客や同僚とのメールやメッセンジャーのやりとり、そして業務分野における膨大な専門情報まで、こうした情報を自由自在にコントロールする力を持ってこそ、自由なワークスタイルを実現させることができます。(p.30)

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