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2005年01月11日

両手を投げ出して

片手で、いざという時のための命綱を握り締めておいて、
もう片方の手で自分の欲しいものを得ようという
その心根を、オレは美しいと思わない。

両手を投げ出して、
受け止めてもらわなければ死んでしまうのだという
その瀬戸際に立ってはじめて、
本当に大事なものは自分を救うことを知るだろう。

受け止められることが果たしてあるのかどうか、
それは両手を離してみなければわからない。

しかし、それでもなお身を挺して飛び込もうとする、
その愚直さが人の胸をうつのだと、オレは思う。

2005年01月04日

正月明けの陽

正月明けの火曜日の朝、
少し遅めに起き出して、シャワーを浴びて外に出た。
通りがかりの店で昼ご飯を買って、元町行きの特急電車を待つ。

ホームに立つと、澄んで乾いた風がそよそよと吹いて、
見上げれば、青い空がずっとずっと向こうまで続いている。

晴天の中、電車は多摩川を渡り、
川面に映る太陽の照り返しが射し込み、ぽかぽかと暖かい。

眠くはないのだけれど、頭は少しぼんやりとして、
口の中にむずむずとした気持ちよさが広がっている。

こういうのが、幸せなんだと思った。
成功だ自己実現だ目標達成だと考えるまでもなく、
幸せが、今この瞬間に、ここにある。

この喜びを感じることが出来る限り、
オレはそれの他に何も手にすることがなかったとしても、
やはり幸せなんだろうと思う。