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2005年05月30日
その夢はいつやるんですか?

その夢はいつやるんですか?―ユメアル・自分を元気にする本
和田清華 / ゴマブックス
友達のさやちゃんが、本を出した。
「私には夢がある」の企業前から今に至るまでの、出来事や気持ちの動きが、その時々の気づきと共に綴られている。
以前、出版社に勤めて本の編集をしていたさやちゃんと、妹の麗奈ちゃんが住んでいた部屋には、いつも人が集まっていた。
そこにはたくさんの本と、あちこちの本から書き出した言葉のノートがあり、その言葉のエッセンスは、さやちゃん自身の言葉やホームページからもあふれていた。
いずれは必ず本を書く側になることは間違いないと思っていたけれど、
そのさやちゃんの一冊目の本が、いよいよ世に出たことが、すごく嬉しい。
2005年05月29日
藍染めプロジェクト
みんなで種から藍を育てて、そこから藍染めをするというプロジェクトに参加をしている。
3月に植えた藍の種がだいぶ大きく成長し、八王子にある、たなけんの畑に集まって苗を移し変えることになった。
同じ植物とは思えないほど、それぞれが持ち寄った苗は色も形も大きさも異なっている。
中には、間違って藍以外の植物が育っている鉢もあったけれども、それも含めてみんなの苗を畑に植えてきた。
また収穫の時期に畑を訪れた時、どれだけ育っているか見に来るのがとても楽しみだ。
2005年05月20日
空港にて

空港にて 村上龍/文春文庫
【コメント】
すごい能力を持った主人公が活躍したり、特別な環境やシチュエーションを舞台にした小説や映画も、たしかに面白いことは面白い。
でも、そうではない、なんでもない、どちらかというと弱くて脆い人の日常生活を描いた小説のほうが、ずっと自分は好きだ。
この短編集に収められた作品のタイトルは、それぞれ「コンビニにて」「居酒屋にて」「公園にて」「カラオケルームにて」「披露宴会場にて」「駅前にて」「空港にて」。
どこにでもある場所で起こる、数分~数十分という時間の風景と出来事を切り取った、小さなエピソードの一つ一つがじんわりと胸をうつ。
こういう小説が、自分は好きだ。
【名言】
お前はまだ間に合うから何かを探せ、と兄はぼくに言った。オヤジやオフクロや教師の言うことを信じたらダメだ。あいつらは何も知らない。ずっと家の中とデパートの中と学校の中にいるので、その他の世界で起こっていることを何も知らない。ああいう連中の言うことを黙って聞いていたらおれみたいな人間になってしまう。おれはもう何をする力も残っていないんだ。やっとわかったんだけど、本当の支えになるものは自分自身の考え方しかない。いろんなところに行ったり、いろんな本を読んだり、音楽を聴いたりしないと自分自身の考え方は手に入らない。そういうことをおれは何もやってこなかったし、今から始めようとしてももう遅いんだ。(p.22)
無理だと思う理由は、わたしが高卒で、すでに三十三歳になろうとしていて、離婚暦があって、しかも四歳の子どもがいて、風俗で働いている、そういうことだ。それらはわたしの自由と可能性の限界で、しかもわたし自身だった。そんなことを考えたくはなかったのだ。わたしは悲しくなってサイトウの腕の中に潜り込み、彼の手を握って自分の頬に当てた。(p.174)
2005年05月09日
等しく負ける定め
それぞれの人が、違う環境からよーいドンでスタートして、違う夢をいだきながら、それぞれの道を往く。
思うに、それは生まれながらにして人類に組み込まれたプログラムなのだ。
そのうちの多くは道の途中で斃れ、ごくわずかな人だけが、後世へと引き継ぐことの出来る鉱脈を探しあてる。
無数のトライ&エラーの積み重ねの上に人類の文明は進歩をしてきて、今、まだまだその途上にある。
その進歩がどのくらいの段階にあるのかわからないけれども、頂上はまだずっと先であるということは確かだ。
誰がこの人生において勝ったか負けたか、成功したか失敗したかという話しではなく、
今、この世に生きている人は、すべて等しく死に、負ける定めになっている。
しかしそれは、無意味な負けではなく、一人一人が可能性を一つずつつぶしていって、後の人が続く道を少しずつ切り拓いていった足跡だ。
やがては誰もが死にゆく定めであるならば、
すべての人生は失敗する運命といえるだろうと思う。
でも、誰の人生でも必ず何らかの意味で、後に続く人の役に立っているのだと考えれば、すべての人生は成功だということも出来る。
小さい部分では勝ち負けや不公平はもちろんあるけれども、
マクロに見れば人生というのは、誰もが、まだ生まれぬ誰かのための犠牲になっているという点で、とても公平だ。
そう思うと、自分と同じこの時代に生きるすべての人がいとしく思えてくる。
2005年05月02日
熱海で決起会
