ASUSが暗号通貨のマイニング専用基盤「B250」を発表

ASUSが圧倒的な処理性能を持つ新型のマザーボード「B250」を発表しました。
ゲームをするためのものではなく、暗号通貨のマイニング用途に特化したマザーボードです。
asusB250_3

マイニングは力技の作業なので、GPUを多く積めば積むほど処理能力が向上するわけですが、この「B250」が搭載しているPCIeスロットは19個!
こういう、一つの方向に振り切っている製品は大好きです。
asusB250_1

ただ、現時点ではドライバーの制限により、同じ種類のGPUは8個までしかサポートされていないため、AMDとNvidiaのGPUを8個ずつ載せたとして、16個が上限とのこと。
(AMDはこの上限を引き上げたドライバーを準備中とのことなので、いずれ19個積めることになるでしょう。)

「B250」は2017年末に販売開始予定で、価格は不明とのことですが、最新のグラフィックボードをフルで積んだら、トータルでいったいいくらになるんでしょうね。
それに、ボードを冷却するための装置と、電気代もどれほどのコストになることか・・。

ASUSは既に高性能のマイニング専用のGPUを販売していて、「MINING-P106-6G」などはディスプレイ出力のポートすらない専門特化ボードで、マザーボードの開発でも本気度が伝わってきます。
暗号通貨のマイニング(採掘)の加熱ぶりは、ゴールドラッシュを彷彿とさせますが、この先マイニングに参入するには、かなりの初期投資が必要になりそうです。