サンパウロの渋滞

 
サンパウロでは、車がいつも渋滞しているということもあってか、そこらじゅうで車がぶつかるのを見かけた。
急ブレーキの音が聞こえたかと思うと、その後、派手にぶつかり、ドライバーが出てきて、ボディのへこみ具合を見て、ひととおり言い争いをした後、どう解決したのかわからないけれども、車に乗って去っていく。
いきなり「パンッ」という破裂音がした後、エンジンが動かなくなって、後ろから何人かの人が押して路肩に停める光景もよく見た。それで余計に渋滞が広がっているんだろうと思う。
 
渋滞中の道路の横には、それに便乗して、道端で水や装飾品を売る人々が結構いる。長いこと渋滞が動かないでいる時には、水が欲しくなる人はいるだろうし、実際、氷で冷やしたペットボトルの水だけは結構売れていた。