桜の木の下で

自分達が笑うこの桜の木の下で、
一年前にも他の誰か達が、同じように笑ったのだろうか。
何十年か後に、やはり違う誰か達が、この木の下で笑うのだろうか。
人の移ろいはあまりにあわただしいけれども、
人そのものの想いはいつの時代も変わらない。
桜から人の世を見れば、きっとそのことがわかるに違いないと思う。