過去に海外旅行に行った時に余った外貨を、ずっと残していた。
通貨ごとに小袋に分けて整理して保管をしていたけれど、まったく使い道がないしかさばるしで、どうしたものかと思っていた。
両替所では、ドルやユーロのような一部の主要通貨以外ではコインの両替は対応していないし、マイナーな通貨の場合、紙幣ですら両替をしてくれない。
モロッコの「ディルハム」や、ペルーの「ソル」など、もはや日本国内では持っていてもどうしようもない。
そんな時に見つけたのが、「ポケットチェンジ」というサービス。
全国の各都市に設置されていて、どこにあるか、地図から検索をすることができる。
近所にも設置されている場所があったので、家にあるすべての外貨を持って、行ってみることにした。
店舗型ではなく無人対応で、自動の機械が置かれているのみ。
持ってきた外貨をテーブルに広げて、機械に投入をする準備をする。
国ごとにセロテープでまとめていたコイン。古いものはもう30年近く前になる。
もう今では使われていない紙幣もあり、こういうものは当然両替できない。
両替作業を開始。
コインはまとめて投入していく。
認識されたコインがどんどんカウントされていく。判別できなかったコインは「不明なコイン」として振り分けられる。
投入したコインの数が100枚ほどになると、そこで上限になり、いったん精算をする必要があるらしい。
不明なコインについては日本円には替えられないので、返却してもらうか、寄付をすることになる。持っていてもしかたないコインなので、寄付をお願いすることにした。
総額で207円。交換された日本円はsuicaやnanacoなどにチャージできる。
続いて2回目。様々な通貨が自動的に認識されてカウントアップされていく。
意外と高額な紙幣が混ざっていたらしく、4,596円にもなった。
今回はamazonギフトに交換。レシートにギフト券番号が印刷される仕組みで便利。
他の使い方として、日本円を投入してsuicaにチャージをするということもできる。
細かい小銭を処分できるので、そういう目的でポケットチェンジを使っている人が結構いた。
ポケットチェンジで対応していなかった紙幣の中には、ブラジルレアルなど有人の両替所では両替できるものもあったので、近くのトラベレックスに行って両替をしてもらい、だいぶすっきりと整理できた。
手元に使い道のない外貨、とくにコインがある人に、「ポケットチェンジ」はとてもおすすめ。