言葉の馴染み度合い

目を使った慣用表現は、
・目を丸くする
・目が点になる
・目を皿にする
など数多くあるけれど、上の3つの中では「目が点になる」だけはかなり最近になって生まれた慣用句であるらしい。
この慣用句は、マンガで目を点として描写するところからきた言葉だからだ(広辞苑)。
そうすると、ある言葉が使われている時間の長さと、馴染み度合いというのは、あまり大きな相関はないんだなあと思う。
最近生まれている新しい慣用句も、今は耳慣れなくても、一世代くらい後にまで残れば、他の慣用句と変わらないくらい、昔からあったもののように定着してしまうんだろう。