私は、あらゆるインプットは、アウトプットをともなって
はじめて意味が出てくるものだと思っています。
どれだけ人の話を聞いたり、本を読んで「わかった」
としても、それが何らかの行動として表に現れなければ
意味がありません。
これはおそらく、どんな仕事においても同じことで、
仕事をするとは自分の職業についてアウトプットを
し続けることなのだと思います。
アウトプットの手段は、ジャンルによってまちまちだと
思うのですが、どの職業にも共通する必須のアウトプット
は「言葉」です。
「言語化する」というのは、とても重要な事だと思います。
言葉にするためには、知識として「知っている」だけでは
なく、それを自分なりに体系的に吸収をして、再構築を
する必要があります。
言葉にするという作業は、その本質を理解するために
最適な方法なのです。
良いソムリエになるための条件は、ワインの味がわかる
ことはもちろんですが、それだけではありません。
その味を、言葉を使って正確に他の人に伝えられるという
ことも大切な要素です。
システムの場合は、「システムそのもの」が最終的な
アウトプットです。
しかし、それは明確な形を持つものではなく、
誰にでも直感的に理解が出来るものではありません。
システムエンジニアの仕事はシステムを作り出すことです
が、より重要な役割は、それを他の人にもスッとわかり
やすい言葉に変換して説明することであると思っています。
webシステムについて言語化をすることは、自分にとって
今年の主要なテーマです。
そのアウトプットはメールマガジン「矢文」でも少しずつ
お届け出来ればと思います。
今年もどうぞよろしくお願い致します。