床屋や喫茶店に置いてあるマンガは、本屋と違って、何が置いてあるかまったく予想がつかないランダムなものなので、意外な出会いもあるし、深いこだわりを感じさせる場合もある。その蔵書を手がかりに、店長の趣向を想像するという楽しみもある。
ある意味、「庭」を見るのに似ている。
【鹿嶋にあった食堂の場合】
「ゴルゴ13」29巻、47巻、101巻
「こち亀」(コミック版)1巻、100巻、130巻、137巻
「HUNTER×HUNTER」3巻
「ドラえもん」感動編、ロボット編
「金田一少年の事件簿」10巻、13巻
傾向が全然わからない。
「ゴルゴ13」と「こち亀」は、途中ものすごい飛びようだけれど、一話完結型だからまだいいとして、
「HUNTER×HUNTER」を3巻から読む人や、「金田一少年」を10巻から読んで、次に13巻に飛ぶ人はいないだろうと思う。
ここまで無秩序だと、かえって独特な味わいがある。