富山駅に到着。ここから近所のタイムズレンタカーで車を借りて移動した。

海沿いの道だからなのか、道路やその周辺が錆びたような色で赤茶けているのが目立つ。

日本海沿いを西へ進む。

新湊の「きっときと市場」に到着。富山にいると、あちこちで「きときと」という言葉を見かける。

中には、いろいろな土産物屋や食事処がある。

インフォメーションで、予約をしていた旨を伝えると、セリの場所を案内してもらった。セリの見学料として100円を貯金箱に入れていく。

市場の裏手にまわって進んでいく。

少し離れた場所にあるこの建物が、セリの会場。カニを仕入れにきたトラックが並んでいる。

見学は2階から。感染防止対策として、透明なビニールシートがかけられている。

床に並べられた大小さまざまなカニ。

12時半になると同時にセリが開始した。スピーカーを持ってアナウンスをしている人が「3万円」「3万1千円」とお経のような低音で早口でしゃべっている。

見ているだけでは何がおこなわれているかわからないまま、値札が次々につけられていき、競り落とされているらしい。

ものすごいスピードで買い手が決まって、カニを外に運んでいく。

3分ぐらいでカニは完売。想像をはるかに超えるスピードだった。

外ではもうトラックへの積み込みが始まっている。

カニ問屋らしいトラック。

乗用車で来ている人も。

きっときと市場では、競り落とされた直後のカニをすぐにボイルして、1時間後には茹でたてが販売される。

真剣なセリの現場を直に見ることができる珍しい機会。そのスピードと迫力は一見の価値がある。
セリで並んだカニを見ていたら食べたくなったので、氷見番屋街の「順風屋」で箱寿司を買った。

(要予約)TEL:0766-84-1233
