エアコンをリモコンで操作する時、赤外線で送信されている信号には、どこまでの情報が含まれているのか?
たとえば24度→26度に変える時には、「温度を上げる」ボタンを2回押す。
この時に、最初の1回は正しく赤外線が届かなかったけれど、2回目はちゃんと反応したとする。
その時、エアコンは、ちゃんと26度になっているのか?
それとも、25度の状態なのか?
もし、リモコンから送信されている信号が「温度を1度上げる」という情報しか含まなかった場合、2回のうち1回しか信号を受信しなかったら、エアコンは25度の状態になるはずだ。
でも、このやり方で情報を送っていると、赤外線を受信するのに失敗する度に、リモコンに表示されている内容と、実際のエアコンの状態が、どんどんかけ離れていってしまう。
次の仮定として、赤外線の中には、「温度を26度にする」という情報が含まれているとする。
この場合は、何回失敗しても、最後に正しく信号を送信出来れば、リモコンの表示と、エアコンの設定温度は一致することになる。
しかし、リモコンで可能な操作は、温度の変更だけではなく、風量や、タイマーの変更など、たくさんある。
これらの変更をすべて、信号の受信に失敗した後にリトライした時でも、正しくエアコンがリモコンの状態を知ることが出来るようにするには、かなりの情報量を一度に送る必要があるはずだ。
どうなっているんだろう。
エアコン本体に、携帯のサブディスプレイのような簡単な液晶をつけて、現在の状態を表示するようにしてくれれば便利なのに、と思う。