小海線の中込駅前。その一等地の角にその店はあった。

一見すると喫茶店かパーラーのようなファサードがかかっている、時代を感じる建物。

「頓珍館」。イラストの人物がご主人なのかどうかは謎。

着いたのは開店直後の11時半だったけれど、すでに賑わっている。これ以降に来た人は少し待つことになった。

座ったのはカウンター席。

卓上のメニュー表。「ラーメン」の部。

「ごはん」と「お飲み物」の部。

名物は、とんかつとラーメンであるらしい。

看板メニューである「とんちんめん」を注文。固さが選べるとのことだったので、少し固めでいただいた。

目玉はなんといっても、トロトロで味がしみたチャーシュー。これがとても美味しい。普通盛りでもたくさんのっていた。肉大盛りや、麺と両方の大盛りも可能。

オーソドックスな中華麺。ナルトやメンマも入って、中華そばとしての定番のスタイルなのだけれど、スープの味もはっきりしていて、正統的に美味しい。

レジの周りには、たくさんの絵や色紙が飾られている。

「ご自由にお持ちください」のミニチョコレートが嬉しい。

本棚の本。絵本とアート系が多め。

地元に愛されている昔ながらの中華料理屋、という感じ。チャーシューの味を思い出してまた食べに行きたくなる、そんなお店。

頓珍館
定休日:月曜・火曜営業時間:11時半~14時半
