長野県佐久市の、志賀と呼ばれる地区。標高が高いので、雪がかなり残っていた。
牧場の外の、駐車場の近くにも広めの囲いがあり、たくさんのヤギがいる。
真っ白く化粧された木々。
この日、雨氷と呼ばれる珍しい気象現象があり、木々が光り輝いていた。
枝の一つ一つにまで氷でコーティングされて飴細工のよう。
スエトシ牧場の入場料は大人1000円子供500円。入って進んだ先の管理棟の券売機で買う。
カウンターの券売機の横には「アメお一つどうぞ」の箱があり、箱を開けると巨大クモのおもちゃが入っているという高等なジョーク。
管理棟の建物の中には小動物が集まっている。
地面を動き回っているルンバのようなものがあると思ったらスカンクだった。臭腺を取ってあるので、臭いはない。
カメの上にトカゲが乗っていて、その奥にはハリネズミが丸まっている。
すみっコに固まるラットたち。
犬は、引き取って育てたいという方向けに、販売されている犬もいる。
外には、細い橋の上を渡るヤギたち。
近づくと一斉に身を乗り出して、食べるものはないかと見つめてくる。
その横を行進するカモの群れ。
そして、スエトシ牧場最強のアニマルが、このカンガルー。
注意書きには「カンガルーに背を向けないでね。抱きついてきてキケンです」とある。しかし、檻に入っているわけではなく、触れ合える。
何を考えているかわからない表情。
背中を見せないように、好意を伝えるために横から肩を組んでみようとする。
向こうも抱きついてこようとしてくる。
友好型と思いきや、擬態型だった。
近くを通る時に背中を向けると、ツメを伸ばしてくる。
なぜかカンガルーと同居させられているカピバラ。
人なつこく、近くに寄ってくる。
ニンジンに集まってくるマーラ。
草をモシャモシャと食べるヒツジ。
牧場だけあって、馬場もある。
乗馬や引き馬の体験もできる。
近くで見るととても大きい馬。
番犬的な存在のタロウの小屋。
靴を脱いで入る、猫カフェ的な家もある。
冬場はストーブの前が定位置。
犬のようにつながれている黒豚。
以前に、小学校に来てヤギの話をしてくれた、牧場長のフジワラさん。
牧場を出る時、リャマが通りかかった。
帰り道の山道。山の上のほうに行くと木が真っ白。
林の奥にシカの群れがいた。
こちらの動きを警戒して、少し近づくと、遠くに逃げていってしまった。
四角いかたちの山は荒船山。
雨氷の変わった気象の影響なのか、浅間山の下のほうだけが白く凍っているという珍しい景色が見られた。