強歩大会とは、韮崎市から佐久市まで全長78kmのコースを歩く大会。
夜通しで標高1400mの野辺山を越え、清里、小海町、佐久穂町を通って、佐久市総合体育館のゴールを目指す。
![]()
当日の夕方にスタート会場に向かう。小海線に乗って、終点の小淵沢駅に到着。

そこから中央線に乗り換える。大会の参加者らしき人がたくさん。

これから徹夜での行軍になるので、少しでも身体を休めておく。

韮崎駅に到着。

駅前のスーパーOGINOに買い出しに行く。ここもやはり参加者でいっぱいだった。

大会の受付前に松屋に行くと、行列ができていた。

考えることは同じで、みんな大会前にエネルギー補給に来ている。

「ネギたっぷり旨辛ネギたま牛めし」のアタマ大盛り。

スタート会場である、韮崎小学校の体育館へ。

既にたくさんの参加者が集まっていた。今回の参加者は930名。

20時20分、開会式の開始。アナウンスで知ったところでは、今回の最高齢は87歳、最年少は12歳。39回連続で完走していて今年が40回目だという人もいた。

佐久市長の栁田清二さんの挨拶。

開会式後、校庭に移動をしてスタートの準備。

スタート順は、大会にエントリーした順番に、A~Dの4グループに分かれている。

21時にスタート。78km先のゴールを目指す。

最初は、速く進みすぎないように制限されている区間があり、狭い道を固まって進む。

赤信号で足止めになることもあり、みんな早く進みたそうにしている。

通りがかりの車から応援されることもあった。

スタート地点で出会った岸本さんと、スタートから1時間くらい話しながら歩いた。岸本さんが作った走行計画グラフが素晴らしく、僕はあらかじめ同じものを印刷してきて携帯していた。

通りかかったセブンイレブンに寄って、買い出しをしていく。

夜食用のおにぎりとお茶。

市街地から離れて、だんだんと人の姿もまばらになってくる。

少し休んで、御代田町のベーカリーココラデで買っておいたメープルナッツパンを食べる。

スタートから14km地点。ここからはフリーになり、スピードを出したり自由なペースで進んでいいことになる。

スタートしてから3時間が経ち、時刻は夜0時。標高は644m。

ここからいよいよ、野辺山越えの登りが始まる。

道路脇には側溝があるので、ライトで照らして気をつけながら歩く。

真っ暗な場所では、お互いのライト以外には何も見えない。山中は寒いかと思って、フリースも持ってきたのだけれど、必要ないぐらいに暖かい感じだった。

傾斜のきつい登り道の箇所もある。

足と腰に負荷がかかりつつ、足の裏も痛い。

右足の裏にマメができていたので、絆創膏を貼ってしのぐことにする。早めの段階で気づけてよかった。放置をしていたら、もっと悪化していたと思う。

ところどころで、休んでいる人たちや、リタイアする人たちも。

清里の「萌木の村」に到着。明け方の4時過ぎで、空も白んできた。

コンビニで買った、お赤飯を食べる。体力を消耗していた身体に染み渡る感じで、めちゃくちゃ美味しかった。

清里の朝。数日前には雨の予報も出ていたけれど、晴れてよかった。

カッコウの鳴き声が聴こえる。

ところどころに、コースを間違えないように、白線で矢印が引かれている。

ひたすら国道141号線を突き進む。

標高1334m。野辺山の頂上付近まで登ってきた。

県境である新大門川橋を越えて、いよいよ長野県に入る。

南牧村の、八ヶ岳の登山口。

八ヶ岳がキレイに見える。

野辺山最高地点横にあるチェックポイントに到着。

各チェックポイントには到着時間の制限があり、ここには朝6時までに着かないと自動的にリタイアになる。

暖かいレモンティーをいただく。

希望者にはカップラーメンも提供されるという、とてもありがたい場所。

焚き火にあたって暖まる。

カップラーメンが信じられないぐらい美味しい。

ここは、鉄道最高地点としても有名な場所。

最高地点に立ち寄って、記念に写真をとる。

野辺山は高原野菜の産地なので、今の時期は早朝からレタスを植える準備をしている。
カップラーメンの休憩で超回復したのだけれど、足の裏が痛く、ペースが時速4km以上に上がらない。

チェックポイントである、ドライブイン松原湖。ここには9時半までの時間制限があるのだけれど、ペースが遅く、間に合わなかった。

残念ながらこの、ゴールまで25kmの地点でリタイア。歩いた距離は53km。

リタイアバスに乗って、ゴール地点まで運んでもらう。両脚が筋肉痛で、とくにヒザの裏が痛く、身体的にも限界な感じだった。

大会には、夜通しで、本当にたくさんのスタッフの人が関わって動いている。

ゴール地点である佐久市総合体育館に到着。

ゴールに続々と参加者が到着する。みんな、体力も精神力もものすごいなと思う。

夜通しで歩くということも含め、ものすごくハードな大会だったけれど、運営の人たちがみんなホスピタリティーにあふれていて、とても良いイベントだと思った。
途中で食べた、お赤飯おにぎりとカップラーメンが信じられないぐらい美味しかったのが思い出。

今回歩いたおおよそのルート(大会コースは少し迂回があるので、実際の距離はもっと長い)。標高差は1000m以上で、やはり登りの箇所はしんどかった。

今回は、靴がまだ完全に履き慣れていなかったことで、足裏にマメができてしまったことが悔やまれる。それ以降の登りのペースは時速4kmほどになって、制限時間に間に合わなかった。
脚の筋力的にも78kmを走破するには不足していることがわかったので、次回に向けて体力を鍛えて、またリベンジしたい。

途中リタイアになって早めに戻ってきたことで、大会の当日に重なっていた娘のピアノ発表会にも間に合ったので、結果的にはよかった。

今回の大会のダイジェスト動画。
