茶碗を作る

つるけんに声をかけてもらい、下北沢の工房で土をこねてマイ茶碗を作る。
こういう、モノ作りは燃える。電動ろくろではなく、手動回転盤の上に土をのせて、回しながら少しずつ形を整えていく。工房の先生が3人で教えてくれて、とてもわかりやすかった。
 
「これは間違いなく世界で一つ」っていうぐらいオリジナルな茶碗を作ってみたかったけれど、今回は一回目なので、教わった通りにきっちり作ることにする。形が出来上がった後、乾かして、電子レンジでチンして、次は削りに入る。
普通だったら、一日で完成はさせずに、日を置いて乾かした後に削りをやるらしいのだけれど、それを今回は特急バージョンで3時間で作ってしまうという。このスピーディーさも好みだった。
 
なかなか満足がいく出来。裏側にサインも入れた。
回しながら、スポンジで表面を整えるほどに、なめらかになっていく。昔、高校の技術工作の授業で、ピカールを使って金属を磨きまくった、あの感覚に似ている。手間をかけるほどに良くなっていく、この陶芸というのは、ハマる人がいるのもよくわかる。