待ち合わせの時間や会議の開始時間に、5分遅れて着くのと、5分早く着くのでは、同じ5分でも全然状況が違う。約束の時間に遅れることには、大きなデメリットがあるばかりで、一つもメリットはない。
時間ぴったりに到着するように行動しているというのは、一見ムダがない行動に見えて、見積もりよりも到着時間が前後してしまうリスクを考えると、実際にはとても分が悪い賭けをしているようなものだ。
だから、「少し早めに行動する」ことのコストパフォーマンスは、長期的に見るとものすごく大きい。
しかも、「5分早く着くこと」は別にムダではなくて、その5分の間にも出来ることはあって、失われる時間があるわけではないのだから、ノーリスクハイパフォーマンスだと言ってもいい。
「少し早めに行動する習慣」を生涯にわたる経済価値に換算したら、1億円ぐらいにはなるかもしれない。