もっと時間があったら、心おきなく、自分の好きなことだけをして毎日を過ごせるのに、と思っていた。
だから、自分の好きでないことをする時間を減らして、その分、自分の本当に好きなことをするために時間を使いたいと、そんな毎日を過ごせればいいと願ってきた。
でも、その考え方は甘すぎると気づいた。
時間がないから、自分の好きなことが出来ていない、と言っているうちは、そのことが本当には好きではないんだろう。
どうしようもなく好きなことというのは、止めることが出来ない。
どんなに時間がなくても、その合間を見つけてやってしまうのが、本当に好きなことなのだと思う。
本当に好きなことをやっている人というのは、決して、時間に余裕があるから、好きなことが出来ているわけではない。
好きなことをやるために、頑張って、それ以外のたくさんのことも、きちんとこなしているはずだ。
もっと時間があれば好きなことが出来るのになあ、と思うことはやめにする。