海外に旅行をして日本に戻ってくる途中には、たいていいつも、ものすごく色々なことがやりたくなっている。
それは、もっと外国語が上手く話せるようになりたいということだったり、自分の国の歴史について深く知りたいということだったり、たくさんの文学や音楽や美術を詳しく勉強したいということだったりする。
今回、1週間パリにいたうち、観光というのはほとんどせずに、ただそこに住んで生活をしていただけの時間がほとんどだったけれども、それでも今回はいつも以上に、もっと多くのことを勉強したいという気持ちが強く生まれている。
普段は、「自分の専門分野について詳しければそれでいい」と思いながら生活しているけれども、そこから離れて外の空気に触れると、いかに自分が少しのことしか知らずにいるのかということを思い知らされずにはいられない。