善光寺参道の途中、「北野カルチュラルセンター」の裏に、そのお店はある。
「長野県の電話交換業開始の地」の碑が立つここは、以前は電電公社が入っていた建物。
「古道具&カフェ R-DEPOT」の看板。
中にはカフェも併設されている。
電電公社の拠点だっただけあり、頑健な建物。その無骨なコンクリートをむき出しで使っている。
たくさんの古めかしい物が陳列されている、面白い空間。
見ただけでワクワクするような、時代を感じさせる物があちこちにある。
一部の家具は、カフェのテーブルにもなっているし、もちろん売り物でもある。
長野市の周辺には古い民家が数多く残っていて、その解体現場などに赴き、古い家具をレスキューして再生しているのだという。
よく探すと、だいたいの物にはさりげなく値札が貼られている。
きちんと修理して手入れがされているので、古くても状態がいい家具が多い。
右の形の電話機は見覚えがあるけれど、左の電話機ぐらいになると見たことがない。
踏み台。長い年月を耐えてきただけあり、まだしっかりと使える。実際に使い込まれた風合いは、古家具ならではの味わいがある。
古い時代に作成された、世界大地図。
大日本帝国の、当時の版図の広さが実感できる。
ディスプレイの仕方も、本当にセンスがいい。
家具だけでなく、トランクのような小物も多数ある。
スタッフが、その来歴を書いた説明書きがある品物もある。
ここでしか出会えない一品物ばかりと思うと、どれも一期一会の出会い。
説明書きを読むと、裏に潜むストーリーがわかり、とても面白い。
入口を入ってすぐの場所のカフェスペース。
アイスカフェラテをいただいた。
机は、小学校で使われていたらしい机。
何度でも来て、運命の家具を探したくなる「古道具&カフェ」。善光寺へのお参りとセットで見に行ってみてください。