松本から車で10分ちょっと。浅間温泉のレトロな町並みの中を歩く。

その町並みにしっくりと馴染む風情の平屋がある。

「哲学と甘いもの」という、なんとも心惹かれる名前。

古い家屋の中、ブロック塀で作られたカウンターの周りだけが真新しい。

カウンター奥の場所は昔なつかしい駄菓子屋を偲ばせる一角になっている。

ガラスケースの中に置かれた、マフィンやスコーン。

店内にはあちこちに本棚が置かれている。

テーブルやイスなどの家具もいい雰囲気を出している。

テーブルの上にも。いずれも、哲学や「考えること」に関連した本ばかり。

一人でじっくりと読書に耽るためのスペースもあって最高。

ミルク成分が多めの、のみものメニュー。黒糖ラムミルクやカルアミルクのようなアルコールもあり。

「甘いもの」は、哲学プリンやコーヒーゼリーなど。カレーやトーストの軽食も。

今回注文したのは、アイスコーヒーミルク。コーヒー:ミルク=7:11という絶妙な配合。

そして、あんバタートースト。トーストに切れ目が入っていて、そこに溶けたバターが染み込んでいる。

びっくりするぐらいトーストが分厚い。あんも甘すぎず、これはリピートしたくなる味わいだった。

縁側の向こう側に見える竹林。

天井板がはずされて、梁がよく見える。

壁架け時計がとても良い。

窓から射し込む光が店内を照らす。

思想哲学の書籍は、無骨な古民家によく似合う。

本はいずれも、読むだけでなく買っていくこともできる。

浅間温泉への滞在とあわせて、ゆっくりと過ごしたいカフェ。

哲学と甘いもの
営業時間:10時~17時半