ストーリーは意味がよくわからないのだけれど、そんなことはもはや関係なく、雰囲気で魅せる映画だと思った。映像美という部分では、圧倒的に他の映画を引き離して、最高の域に達していると思う。
衣装や、未来都市や、古代言語など、すべてのデザインや設定が徹底してオリジナルに作り上げられているところには、並々ならぬこだわりを感じる。テンポもいいし、なにしろ途中で飽きさせられるということがない。
超ユニークでぶっ飛んだノリと世界観。映画を使って、これほどに壮大な遊びが出来るということがうらやましくなる。
これはでも、趣味にかたより過ぎているので、一般受けはしないだろう気がするけれど、豊臣秀吉の聚楽第を思わせる粋なゴージャスさは、かなりのインパクトを残した。