レストランを検索すると、「ぐるなび」と「食べログ」が上位に出てくることが多い。いわばレストラン検索界の2巨頭のサイトだけれど、使い方という点ではまったく異なる。
まだ行ったことのないレストランの情報や口コミを調べるような場合には、客観的なスタンスの「食べログ」はとても参考になる。その一方で、ぐるナビに書いてあるのは自己言及の情報なので、その分、内容については割り引いて考える必要がある。
しかし、誰かとそのレストランに行くことが決まって、その場所などの連絡をするような場合には、食べログのページは連絡しにくい。ある程度、評価の点数が高い店だったとしても、マイナスの口コミも含めて書かれているページを行く前にお伝えするのは、はばかられる。
だから、この2種類のサイトは、両方とも、今後も必要とされるのだろうと思う。
他の業種についての、こういう情報サイトでも、おそらく「ぐるなび」と「食べログ」のような棲み分けは起こるはずで、この2種類のうちまだ片方しかメジャーなサイトが存在しない業種では、もう片方の需要は確実にある気がする。