カズン


カズン 全3巻(いくえみ綾/祥伝社)

若干冴えない主人公「ぼんちゃん」という設定、そして型通りには進まない展開。この、なかなか理想通りにはいかない歯がゆさや、行き詰まり具合が、妙に現実感がある。周りの登場人物も、それぞれ実際にいそうなリアルさがあって魅力的。
「カズン」というのは、主人公の従姉妹のことなのだけれど、ほとんど物語の中には登場しない。それにも関わらず、やはりどこかでキーパーソンになっているという構造は見事だと思った。
【名言】
 
あんたが頑張ったのはさぁ、自分の事じゃん?
それはもちろんいい事だけど、でもそれって一人でも出来る事だよね?
じゃなくてやっぱ今はさ、
もっと相手に自分をわかってもらうとか相手の事をわかろうとするとか、
そうゆう努力っての?
二人で向きあって関係を育てていくことが必要だったんじゃないかなぁ。(2巻p.47)
「男って女に対して点数甘いよね・・女はもっとキビシイよ、女に。」
「そこはほら、男と女だから。許して許される関係だから」
「ふぅん・・でも、あたしは許せない」(2巻p.79)

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