佐久市にある、日本五大稲荷の一つ、鼻顔(はなづら)稲荷神社。
京都の清水寺のように、崖の上にせり出して造られた、「懸崖造り」という様式の神社。
毎年2月11日におこなわれる、「初午祭」にやってきた。
神社の入口から連なる鳥居の列。
途中には、ダルマのお店が何軒もあり、大小さまざま、色とりどりなダルマが並んでいる。
神社の本殿には、崖の壁を彫って造られた祭壇がある。
お稲荷様。京都伏見稲荷からのご分霊だという。
神社から外を見ると、湯川の河川敷にダルマが集められているのが見える。
神社に向かう参道には、ずらりと並ぶ露店の列。
大勢の人で賑わっていて、大盛況だった。
今回買ったのは、フルーツべっこう飴。
そして定番のたこ焼き。
集められたダルマの周りには、神職の方や、消防団の方が待機している。
16時から「奉焼祭」が開始。
神主による神事がおこなわれる。
そして、ダルマに一斉点火。
朱塗りの柱の稲荷神社を背景に、壮観な景色。
あっという間に炎に包まれて、白い灰になっていくダルマたち。
周囲の柵も燃え尽きて、火の勢いがおさまっていく。
17時には、祝砲の花火が5発打ち上げられた。
年に一度だけ、ここでしか見られない独特な景色。鼻顔稲荷神社の「初午祭」は毎年2月11日の建国記念日におこなわれる。