立山黒部アルペンルートは、富山県と長野県を結ぶルート。
富山県側からも、長野県側からも入ることができるが、今回行ったのは長野県側からのルート。最寄りの町は、大町市。
アルペンルートの起点となる駅は扇沢駅。マイカーで来られるのはここまで。
ルート全体の地図。途中、いくつもの乗り物を乗り継いで進んでいくことになる。
事前に予約してあった、日時指定の切符を自動発券機で受け取る。
最初は電気バスでの移動。
長いトンネルの中を走るので、クリーンな電気バスが適している。
バスのつり革は、黒部ダムのイメージキャラクター「くろにょん」を模している。
16分ほどで、黒部ダム駅に到着。
展望台までの上り階段。220段あって、なかなかキツい。
展望台の上に出る。
眼下には、巨大な黒部ダムが見渡せる。
冬の時期を過ぎるとダムの放水がおこなわれて、壁から大量の放水を見ることができる。
外が寒い時には、2階は展望室が便利。ここで弁当を食べることもできる。
展望台から下り、トンネルを歩いて、黒部湖に向かう。
黒部湖の横にはレストハウス。
2階はきれいなレストラン。
窓からは、すぐ近くで黒部湖の湖面を眺められる。
メニューは、カレー、うどん、ラーメンなど。
黒部ダムの名物は、ダムカレー。黒部湖の色によく似たグリーンカレーが一番人気。
結構辛め。カレーに浮かぶ一口カツは、黒部湖の遊覧船をイメージしているのだという。
湖面の向こう側に見える雪山が美しい。
ダムの上にかかる橋を渡っていく。
黒部湖駅に到着。
ここからはケーブルカーで移動。人数が多い時には、時刻表通りの発車以外にも臨時便が運行されていた。
急勾配のトンネルを登っていく。乗車時間は5分。
黒部平に到着。北アルプスの山々が見渡せる。
スイスにいるかのような景色。
ロープウェーの周りをよく見ると、雪山をスキーで滑り降りている人の姿が見える。
黒部平庭園。こちらは、見晴らしのいい広場になっている。
黒部平のロープウェー駅。
ロープウェーは増便が難しいので、観光客が多い時にはこの場所がボトルネックになり、結構待つことになる。
この時は、ロープウェーの整理券が配られて、番号が呼ばれるまで40分ほど黒部平で待つことになった。
ロープウェーの外には黒部湖が見える。間に支柱が一本もないので、360度よく見渡せる。
7分ほどで大観峰駅に到着。
ここからは、トロリーバスに乗って立山トンネルを抜けていく。
室堂に到着。アルペンルートの拠点であり、大谷への入口でもあるので、人がとても多い。
4月15日~6月25日の期間には、「雪の大谷フェスティバル」が開催されている。
標高は2450m。気温は2度で、吐く息が白い。
巨大な除雪車「立山熊太郎」。この車両が三代目だという。
雪の照り返しがすごいので、サングラスは必須。
先に進むにつれて、雪の壁はだんだん高くなっていく。
通行するバスよりも、ずっと高くに。
このあたりが雪の高さが最も高い地点。
2023年シーズンが始まったばかりの4月22時点での高さは13m。
雪の壁とは別の、雪の平原を歩くパノラマルートもある。
3000m前後の山脈が立ち並ぶ。
澄み渡った、白銀の世界で美しい。
室堂駅へと戻る。
駅には立山ホテルもあり、建物が大きい。
休憩所も人でごった返していた。
「大谷」の形のチュロス。
元きたルートを引き返す。帰り道もやはり、一番待つことになるのはロープウェーの乗り場。
黒部平駅にロープウェーが吸い込まれていく。
黒部ダム駅の、電気バス乗り場。
出発駅の扇沢に戻ってきた。
大町市に戻った頃には夕暮れ時。水田に映る夕陽が美しかった。