もう完全にSFになってた。
考古学という枠を超えて、もう異次元の世界の話しになってしまっているので、遺跡らしさや謎解きの要素は、今作ではだいぶ控えめになってしまっている。ハリソン・フォードが既に60歳を過ぎているということもあってか、アクションもかなり抑え気味と思った。
なんでソ連軍が登場するのか?と思ったら、舞台の設定が、東西冷戦の最中の1957年になっていた。前作の公開から今作までの間に19年経っていて、映画の中の時間もちょうど19年進んでいる設定になっているらしい。
映像が、一体どうやって撮ってるんだろうと思うものばかりで圧倒される。特に、核実験の爆発と、アマゾンの滝の迫力はスゴい。CGによる技術の力もあると思うけれど、それ以前に、動きのテンポとか間が絶妙さなど、映像の作り方自体がやはり巧いのだろうと思う。
使える最新のテクニックは惜しみなく利用しつつも、「そんなものに頼らなくても十分にいい作品は出来る」という自信を持って作っている感じがする。