電車で修善寺に行く場合、伊豆箱根鉄道の終点の修善寺駅で降りる。
そこから、伊豆箱根バスで8分ほどで修善寺の中心地「修善寺温泉」に移動。
修善寺のシンボルともいえる、桂川の中にある三角屋根の「独鈷の湯」。見るだけで、実際に入ることはできない。
弘法大師によって1200年前に開かれたといわれる「修禅寺」。
見事な鐘楼がある。
桂川にかかる虎渓橋。人力車を借りて、修禅寺を巡ってもらうこともできる。
桂川には、趣のある朱塗りの橋が全部5つ架かっていて、色合いが美しい。これは楓橋。
そして、最も風情があるのが、この「竹林の小径」。
所狭しと並ぶ、背の高い竹の壁は圧巻。
中央には竹製の大きなベンチがあり、ここに座りながらゆっくりと眺めることができる。
ところどころに、歴史を感じる旅館が今も営業を続けている。
温泉街といえば射的場。
ここは今も営業をしていて、昔ながらの射的をそのまま遊べる。
ピンボールとパチンコを合わせたような「スマートボール」も現役で稼働中。
中には、廃業した射的場もある。というか、いまだ廃業せずに続けている店のほうがスゴい。
当時の姿をそのまま残した射的場が哀愁を感じさせる。
修禅寺を見渡すようにそびえ立つ、ひときわ高い建物があった。
何の建物だろうかと近づいてみると、「宙」というホテルであることがわかった。
ホテルのロビー。日帰りの入浴もできる。
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の撮影がおこなわれたこともあるという。
上階からは、修禅寺の街が一望できる。
竹林の小径や、廃業した射的場もすぐ下に見えた。
まるで時間が止まったかのように、昔ながらの風情をそのまま残した修禅寺の街並み。
歩いても十分にひとまわりできるサイズの街で、ぶらぶらと散歩をしているだけで気分がいい。