苦役列車
苦役列車(西村賢太/新潮社) 装丁からして、昭和の、それも40~50年代ぐらいの雰囲気がただよっている。 時代設定としては、現代よりも25...
苦役列車(西村賢太/新潮社) 装丁からして、昭和の、それも40~50年代ぐらいの雰囲気がただよっている。 時代設定としては、現代よりも25...
今この世界を生きているあなたのためのサイエンス(全2巻)(リチャード・A.ムラー/楽工社) 以前に、「水晶堂」で既出の本だけれども、 ここ...
私の遺言(佐藤愛子/新潮社) タイトルにもかかわらず、著者ご本人はまだ健在なのだけれど、死ぬ前にどうしても伝えておきたかったこと、という意...
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上下巻(村上春樹/新潮社) この小説は、文章自体もとても心地いいけれど、それとは別に、他の小説...
圧倒的なテンションと勢い これほどに壮大なスケールの物語を作れる人間は、新井英樹以外にはあり得ないだろう。最初から最後まで、すべてが圧倒...
歌うクジラ(電子書籍版)(村上龍/講談社) 電子書籍というメディアにふさわしい小説を書くだろう作家は誰かと考えたとき、まず思い浮かぶのは村...
ついに完結。ものすごく面白かった。 絵は柔らかくてほのぼのしているけれど、その内容は、絵柄からは想像がつかないぐらい本格的にハードでシリア...
しあわせの理由(グレッグ・イーガン/早川書房) 9編の短篇集で、その中でも表題作は、ものすごく根源的な問題について考えさせられる小説。 こ...
センゴク外伝桶狭間戦記 全5巻(宮下英樹/講談社) 「桶狭間の戦い」という、歴史に残る奇襲に焦点を絞って、それがどのような経過で起...
幻影の書(ポール・オースター/新潮社) ポール・オースターという作家の圧倒的な力量を思い知らされる小説。 「物語」の持つ力を知り尽くした上...