小さい頃は、やたらと虫歯が出来やすい体質だった。
学校の歯科検診で虫歯が見つかると、必ず歯医者に行かなくてはいけない。
当時、虫歯の治療は、日常生活の中で最も怖ろしいことの一つで、よく歯医者の予約をすっぽかして逃亡した。
時には、恐怖のあまり治療中に診療室から飛び出して出ていったこともあり、歯医者への通院は、完全にトラウマ的イベントになっていた。
その後、「虫歯になる前に予防する」ことを習慣にするようになって、今でも年に一回は歯医者に行って、虫歯になりそうな歯を治してもらう。
なので、中学生以降は、ごく小さな治療しかしたことはない。
驚くのは、麻酔の注射がまったく痛くないことだ。
昔は信じられないほど注射が痛かったような記憶があるのだけれど、今は、いつやったのかわからないくらいに、あっという間に麻酔が完了する。
そして、自分の記憶の中にある歯医者というのは、やたらと不気味で怖ろしいところだったが、今通っている歯医者は、真っ白い内装の中に、穏やかなBGMがかかっていて、モニターには映画が流れている。とてもキレイで居心地がいい。
当時の歯医者の、死刑執行場のようなたたずまいを思えば、隔世の感がある。
虫歯になる前に行くようにしたから、歯医者がイヤな場所でなくなったというのもあるけど、歯医者そのものの雰囲気による影響も、かなり大きい。
いい歯医者が近所にあるというのは、本当にありがたい。
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