小諸の市街地から、坂を登っていく。

標高が高くなるにつれて、浅間山の姿が近くなっていく。

小諸駅から車で15分ほどの場所にある菱野温泉。

その旅館の一つ「常磐館」の中に、今回の目的地「TOJIBA」はある。

ロビーには暖炉の火が熾されていた。

菱山温泉名物の、専用登山電車。

自分で発車ボタンを押して動かす、セルフサービススタイル。

子どもが運転手になる時に着られる制服も用意されている。

ケーブルで引っぱられて、急勾配の坂を登っていく。

山の上の駅に到着。

建物の中には、さらに大きな薪ストーブ。

こちらのフロントで受付をおこなう。

サウナでは水着着用。水着はレンタルもできる。

タオル、バスタオル、サウナマットは無料での貸出。さらに、秋冬の時期には重宝するポンチョも借りられる。

山道を少し歩いて、いよいよサウナへと向かう。

やや小高い丘を登っていく。

サウナ「TOJIBA」のエリアに到着。最大6名までの予約制になっているので、サウナ以外の一般客が入ってくることはない。

ログハウス型のサウナの扉を開く。

今回は、同じ時間帯に他にお客さんがいなかったので、一人で独占という贅沢すぎる時間になった。

薪ストーブの炎が勢いよく燃えている。

ロウリュウ用の水。

今回「TOJIBA」に来るきっかけをもらい、案内をしていただいた阿部さん。水をかけると、白樺の枝の成分で、ほうじ茶のような甘い香りが広がる。

温度も上がってきて、いい感じになってくる。12分計などの時計はなく、自分の体の感覚で出るタイミングを測るという。

サウナの外の、木桶の水風呂。

水温は12℃。僕にとっては、今まで経験したことのない冷たさ。

一気に体を浸すと、想像していたよりは冷たくない。

水は浅間山麓の湧き水を使っていて、水質も味もまろやかだという。突き刺さるような冷たさがないのはそのためかもしれない。

外気浴のためのスペースへ移動。椅子は、高さを自由に変えてちょうどいい角度に調節できる。

焚き火の火を熾してもらった。この環境は最高すぎる。

熱くも寒くもなく、天気もよくて風もない、絶好のコンディションだった。

森の中で、ハンモックで休むこともできる。

何セットかサウナと外気浴を繰り返した後、最後の仕上げに水をたくさん注いでくれる。

一気に湿度が上がり、体感温度も上がっていく。

室温は86℃、湿度は68%ほど。

仕上げの水風呂へ。

風や鳥の音の中、水の中に浸かるのはとても気持ちがいい。

休憩時間用に、シャインマスカットと、リラクゼーションドリンクまでいただいた。

さらに、ポットには温かいお茶。

ゆっくりと体を休める。2時間まるまる貸切で、ものすごく幸せな時間だった。

サウナ利用者は、同じ敷地にある展望露天風呂「雲の助」も併せて入れる。晴れている日は北アルプスや富士山まで見渡せる絶景。
(※写真は公式ホームページより)

ゆっくりとくつろぐには、平日の日中が狙い目と思います。
今回、丁寧に案内をしていただいた阿部さん、ありがとうございました!

動画によるレポート。
定休日:火曜、水曜
営業時間:9時~21時
料金:4,400円/1名
予約ページ:https://coubic.com/tojiba
レンタル:タオル、バスタオル、サウナマット無料。水着とポンチョは550円。
