この写真がすごい2008


この写真がすごい2008(大竹昭子/朝日出版社)

テーマも場所も被写体も統一性なし。
共通点は「すごい」というだけで、写真を100枚集めた写真集。
これはたしかに、どの写真もインパクトがあった。
写真だけでも十分にそのすごさが伝わってくるものばかりなのだけれど、コメントの視点がまた良い。
しかし、途中で止まらずに、写真が持つメッセージを一気に感じたほうが面白いので、コメントは飽くまでも補助的に楽しむものとして、一回目は写真だけを観て、二回目にコメントとあわせて読むのが良いと思う。
写真というメディアでここまで様々なものを表現出来るのか、という驚きを再認識出来る本なので、写真による表現を学ぶという、教科書のような読み方も出来ると思う。
中でも、一番好きだった写真は、
57番:雪の東京の夜景
■その他、良かった写真
12番:寝てるカンガルーの写真
20番:喪服の家族の写真
22番:跳びあがったカエルの写真
26番:鳥取砂丘の写真
47番:二人の子供の写真
53番:クラスの集合写真
62番:球場の中の住宅展示場の写真
68番:茶摘み娘とSL機関車の写真
80番:雪の港町の写真
84番:子供に飛びつく犬の写真
95番:巨大なゴミ捨て場の写真