東御市と嬬恋村を結ぶ、東御嬬恋線の坂を登る途中、「アトリエ・ド・フロマージュ」の横を通る。
くねくねと曲がる登り坂の途中は、黄色く紅葉した木に囲まれている。
坂を登りきった場所にある湯の丸高原に到着。ここは分水嶺にもなっていて、降った雨は日本海側と太平洋側に分かれる。
冬はスキー客で賑わう地蔵峠の駐車場には、冬以外は登山客が訪れる。
烏帽子岳登山口。湯ノ丸山への登山口とも共通している。
登山口のすぐ近くにあった見事な紅葉。ここより先は、赤く紅葉した木は見かけなかった。
最初は、舗装された、車でも通行可能な道が続く。この道を通れる車はキャンプ場の申込をしている車のみ。
湯の丸キャンプ場。広々としたテントサイトからは湯ノ丸山がきれいに見える眺め。
バンガローや炊事場もあり、とても整備されている。
キャンプ場のすぐ隣りには白窪湿原があり、木製の遊歩道を通っていける。
湿原のまわりは10分ほどで1周できる、短いコースになっている。
なだらかな稜線の湯ノ丸山が見える。
湯の丸高原の中の平らな散歩道を歩いていくと、遭難時の緊急信号にもなる大きな鐘にたどり着く。
この場所が「鐘分岐」で、湯ノ丸山に登る場合はここから本格的な登山道に入る。
湯ノ丸山の登山道はまっすぐなコースで、直登に近い。
しばらく上に登ると、高い木も少なくなって、見晴らしがよくなってくる。
正面に見える高い山が東篭ノ登山で、そのすぐ右が西篭ノ登山。
湯の丸スキー場のコースが見える。
丸いお椀型の山が、小桟敷山。
さらに登ると、群馬県の嬬恋方面が見渡せて、田代湖も見えた。
ゴツゴツした岩場が続き、傾斜もけっこう急。
突然霧が湧いてきて、視界が一気に失われた。
頂上の手前。あたり一面が霧に包まれる。
湯ノ丸山の山頂に到着。日が射さず、風が強いので、とても寒い。
標高は2101m。本来なら360度のパノラマの景色だったようなのだけれど、ガスで何も見えずだった。
雨も降り出しそうで、長く休憩できるコンディションではないので、早々に下山。
下りは、岩が邪魔にはなるけれども、上りよりもずっと早く進む。
高度が下がってくると、霧を抜けてまた見晴らしがよくなった。
スキー場のリフト降り場の前を通り過ぎる。
湯の丸キャンプ場に戻る。
お湯を沸かして、山頂で食べる予定だったカップラーメンをここで食べた。
スタート地点の地蔵峠駐車場まで戻ってきた。
東御嬬恋線沿いには石仏がたくさんあり、地蔵峠の周りにもいくつか並んでいる。
岩場を直登する登山道が起伏に富んでいて、面白い山登りだった。
登山の様子の動画。
YAMAPの3Dリプレイ。