「星空」世界遺産を申請中のレイク・テカポから観た南十字星

ダークスカイ・リザーブ(星空保護区)に指定されている、レイク・テカポ。
世界初の「星空」の世界遺産への登録を進めている村であるとのこと。
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レイク・テカポ

クライストチャーチから南西へ車で3時間半走り、テカポの村に到着。
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湖の青い色あいは、氷河が溶けたその石灰分によって作られている。
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湖畔にひっそりと建つ「善き羊飼いの教会」
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教会の正面から湖やサザンアルプスが見渡せるという、素晴らしい眺め。
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ここで結婚式を挙げる人も多いらしく、この日もたくさんのウェディングドレス姿を見た。
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標高1000mほどのマウントジョン山頂から見たテカポ湖と、テカポ村。
テカポがだいぶこじんまりした村だということがわかる。人口は369人。
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山頂にはカンタベリー大学を中心にした、各国の観測所が設置されている。
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星空を観るツアーを主催している「EARTH&SKY」社。
日本からの環境客が多いためか、ツアーのうち半数は日本語によるガイドのもの。
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21時からのツアーの集合。
天気は晴天だったので問題ないかと思っていたのだけれど、マウントジョン山頂は秒速24mの強風ということで、ツアーはまさかの中止。
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その日最後の回である24時からのツアーの時には、風がやんでいて無事に開催。
こちらの回に振り替えてもらって参加した。
照明が赤いのは、白い光で目が眩まないようにするため。
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ただ、心配だったのは月の光のことで、月の出月の入りを計算してくれるサイト「ke!san」によると、この日の月齢は18.4で満月に近い。
それでも月の出の時刻は22時19分なので、21時発のツアーなら影響はないと思っていたのだけれど、24時では既に空に出てしまっている。
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地上から試しに撮ってみた写真。
村から離れて真っ暗な場所に行くと、驚くぐらいに月の光が明るい。
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マウントジョン天文台にある望遠鏡から空を見させてもらう。
この日見たのは、木星(縞が2本と、衛星が3つ見えた)、南十字星の近くにある散開星団(ジュエリーボックス)、オメガ・ケンタウリ星団。
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この日あがっていた月の写真。
直視すると眩しすぎるぐらいに、ものすごく明るかった。
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左側に見えるのが南十字星。
この日は月のせいで空が明るくなってしまっていたものの、ジャマな雲はまったく出ていなかった。
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同じ回のツアーに参加した人たちと記念写真。
とても親切で、良いツアーだった。
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