ウルトラヘヴン 3巻


ウルトラヘヴン 3巻(小池桂一/エンターブレイン)

長期の連載休止をはさんで、かなり久しぶりの新刊。

1巻を初めて読んだ時ほどの衝撃はないけれど、相変わらず遥か彼方の領域までブッ飛んでいる。長期連載の構えを取るようにしたのか、ストーリー重視になって、色々な理屈や説明が増えた感じがする。

最初の頃の、理論を超越した、ただひたすら感覚の内側に迫ってくる圧倒的な描写は鳴りを潜めてしまったものの、これはこれで楽しみな展開だ。

名言


名前は・・名前でしかない。名前はその人そのものじゃない。瞑想を深めていくと名前ってものがあまり意味を持たなくなってくる・・どうでもよくなるんだ。で・・適当な呼び名が自然とつくのさ。(p.30)

水晶堂関連リンク
ウルトラヘブン 1~2巻