音楽座ミュージカル

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音楽座ミュージカルの「21C:マドモアゼル モーツァルト」を観た。
ミュージカルというと、日本人にとってはまずその独特な様式の壁、そして言葉の壁に阻まれてしまい、体の中にすっと入ってくるということは稀だと思うけれども、音楽座のミュージカルはとてもわかりやすい。
話しの流れも、言葉も明瞭。そして踊りに勢いとテンポがあって、テンションがとても高いので、客席にまでそのエネルギーが伝わってくる。
映画の作品と舞台の作品の大きな違いは、観客へのメッセージの伝わり方だと思う。
舞台では、まったく同じ内容を再現することが出来ないという制約の代わりに、ステージ全体の呼吸が合った時に、大きなエネルギーを生み出すことがある。
音楽座ミュージカルの舞台には、細かい部分の作りこみの積み重ねによって出来た一体感があって、そこから観客に元気を与える力が生まれているのだと思った。