言いまつがい

言いまつがい
言いまつがい(糸井 重里・ほぼ日刊イトイ新聞/新潮社)
【コメント】
最高に笑った。
これは電車の中では読めない、と思いながら、一人でウケまくっていた。
人に話して聞かせて面白いものもあるけれど、これは活字で読んだほうがより一層面白いんじゃないかと思う。
【名言】
友だちが、年配の人の話に感心して思わず、「さすがは生き地獄ですね」と言ってました・・生き字引だろ。
わたしの言うことに、「あ~、ミゾにはまるわぁ」と言いながら笑ってくれる友人がいます。「そりゃツボだよ」と思いながらも、話を楽しんでもらってるのでいつも黙ってます。
学生の時、居酒屋でバイトをしていたときのことです。年末の忘年会シーズンで、あちらこちらから声をかけられ、接客にてんてこまいだった私。あるテーブルに、小走りで駆けつけ、大変お待たせいたしました、と言おうとしたところ、「大変お待たせいたした!」と言ってしまった・・。お客さんは大爆笑で、そのテーブルに行くたびに「ビールをひとつたのむでござる」と侍言葉で注文をされ続けました・・。
母は、家に遊びにきていた友達を玄関で送ったあと、その人がスクーターのヘルメットを忘れたことに気づいて、「奥さん!鉄カブト忘れてる!」と大声で追っていきました。
僕はマクドナルドでバイトしています。先日ハッピーセットのおもちゃが犬のぬいぐるみの時、お母さんが子供に向かって「マルチーズとダッフンダどっちにするの!?」と叫んでいました。
姉は社会人になって間もないころ、マーケティング部からの電話を、「まめ天狗からです」と取り次いだそうです。
社会人になってはじめての会議で、緊張のあまり「6個」ということばが突然思い出せなくて「この商品にはボタンがむっこ必要です」と言ってしまった・・。
担任の先生からの年賀状に「あなたは少し、おっちょちょいなところがあるから」と書いてありました。
中学生のとき、友人と2人で野球のテレビゲームをやっていて、ホームランを打たれました。画面の「HOME RUN」の文字を見て、喜んだ友人は「ホメルーン!」と叫びました。彼は現在、北海道の公立高校の教員です。
会社で内線をとると、受付の子がヒソヒソ声で「すみません、『セクシー・ハウス』というところからお電話なんですけど、回していいですか?」。不審に思いつつ電話に出ると、「積水ハウス」さんからだった。
大学の時、みちばたで外人さんに道をきかれたとき、友人は、「イエス。イエス」と相づちをうつところを、「ウォンチュッ。ウォンチュッ」とうなずいていました。隣で聞いていて、ひっくりかえりそうになりましたが、彼女はとても早口なので、相手の外人さんは気づかず、ことなきを得ました。