探偵ガリレオ

探偵ガリレオ (文春文庫)
探偵ガリレオ(東野圭吾/文春文庫)

森博嗣氏の小説が、数学ベースの推理小説であるのに対し、この「探偵ガリレオ」は化学ベースの推理小説だ。大学助教授の湯川と、草薙刑事がセットになって事件を解決するという構成で、5作の短編集という形になっている。
トリックに必ず化学が絡む、という制約があるために、中にはちょっと無理がある、こじつけっぽい種明かしもある。そのため、全てが「見事!」という出来なわけではないのだけれど、化学的推理小説というジャンルは、新鮮で面白かった。
最近、月曜21時の時間帯でドラマ化されたが、福山雅治と柴崎コウという組み合わせは、この作品の雰囲気に全然合っていなくて、もはや別物の作品になっていた。作者は、佐野史郎をイメージして作品を描いたというけれども、確かにそのほうが、ずっとしっくりくる。
ドラマのほうも、原作とはまったく別物と割り切れば面白い仕上がりになっていて、特に、エンドロールの映像はとても美しい。

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