ハリー・ポッターと謎のプリンス

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日米同時公開開始!ということで、初日の六本木TOHOシネマズは、平日にもかかわらず満席という盛況っぷり。客席の3割ぐらいは外国人だった。
上映時間2時間50分という長さにも関わらず、元の話しと比べると、かなり大幅に、細かいエピソードについてはカットされている。これだけ時間があってもダイジェスト版のような雰囲気になるわけで、ただ、その分テンポはとても良かった。笑える場面がいくつもあり、ダークさは小説と比べてだいぶ緩和されている。
キャストによって、自分が想像していたキャラクターのイメージとのギャップはだいぶまちまちなのだけれど、一番ハマり役と思うのはスネイプで、その他は、ハーマイオニー、ハグリッド、ドラコ、あたりはイメージと一致する。ちょっとイメージと違って残念なのはジニー。
映画と本では、楽しみ方がまったく違って、映画の場合はストーリー自体よりも、ただただその映像の美しさに浸るというところがメインになる。ロンドン市内を飛び回ったり、魔法が実際に使われたらどういう雰囲気になるのかということがビジュアルとしてよくわかる面白さ。
雪や森のような自然の風景も美しく、小道具も細かいところまで良く作りこまれているし、映像に関してはどこにも非のつけどころがないぐらいの出来映えだった。本を読んでいた時にはよくわからなかった場面が、映画を観ることで補完されている感じで、この相乗効果はとても良い。