カードでつい買物をしすぎて、ローンの取立て屋に追いかけられるニューヨークの若い女性、の話し。何やらあれこれトラブルがありつつも、自分の意思と無関係にどんどんいいほうに転がっていくという、「プリティ・ウーマン」的なシンデレラストーリーは、不滅のパターンだと思った。
プラダとかイヴサンローランとか、たくさんのブランドとコラボレーションをして、半ばそういうブランドのショールーム的な映画になっていた。これを観た女の人は、「買い過ぎには気をつけなくちゃ」と思うよりむしろ、「買物がしたくなっちゃった」という気持ちになるんだろうか。
今となってはちょっと珍しい、バブリーな空気が流れていた映画だったけれど、単なる資本主義礼賛ではなくて、そこからの脱却とか反省が含まれてるところが新しい。フィンランド人と会話をするところとか、最初の就職面接の場面とか、かなり笑った。
2009年5月30日(土)より上映中
http://www.movies.co.jp/okachu/