上信越自動車道の佐久インターチェンジの近くにある「ベーカリーテテ」。
長野県に移住した後、最も衝撃を受けたのがこのパン屋。数多くのパン屋がある信州の中でもとりわけクオリティーが高いパン屋さん。
レパートリーがとても豊富で、頻繁に通ううちに、自分の中で定番とも言える、とくにお気に入りのパンができた。そのトップ4をご紹介。
くるみあんバター
くるみ入り有機自家製酵母パンに、甘さ控えめな減農薬あんこと、カルピスバターをサンドしたパン。
あんこがドカッと入ってるけれど、甘すぎないのでしつこくない。そこに少しの塩と、バターとの相性が最高にいい。
くるみが入ったハードなパンもまた、あんバターとよく合う。時間が経つとバターとあんこが溶け出して、パンに染み込んでいくことで、さらに一体感が増す。
テテ公表の人気ランキングでもベスト3入りしていて、不動の人気を誇っている。
この「くるみあんバター」と「ミルクフランス」は、9時の開店時には店頭になく、11時半~11時45分頃に提供されることが多い。
ニュールンベルガーとザワークラウトのホットドッグ
北海道バルナバソーセージと、無添加ザワークラウト、アクセントにピクルスを乗せたホットドッグ。ホットドッグにはケチャップとマスタードよりも、ザワークラウトのほうがベストマッチと思う。酢漬けのキャベツがこれでもかというぐらいたっぷり乗せられている。そして、パンはふんわりとした軽めのパンで、たしかにホットドッグはこのぐらいが丁度いい。
イタリア産生ハムとバターのサンド
イタリア産生ハムと四つ葉バターのサンド。硬めのバゲットがとてもよく合う。シンプルなので、素材の良さがそのまま引き立てられている。温めても美味しいかもしれないけれど、冷やしたまま食べるのが好み。食べていくうちに、ハムとバターが溶けていき馴染んでいく感じがとても良い。
パン・オ・ショコラ
サクサク生地に、ヴァローナ社のバトンショコラを包んで焼き上げたパン。ベーカリーテテでの中でも一番人気のクロワッサン生地の中に、最高のチョコレートが練り込んであるのだから、美味しくないはずがない。クロワッサンのサクサク感が比類ない。
ベーカリーテテ公表のベスト3
ゴールデンウィークのような時期になると、県外からもたくさん人が来て、開店の9時前から長い列が出来るほどの人気。
お店が公表しているベスト3は、「1.クロワッサン 2.あんバター 3.ミルクフランス」。こういう情報があると、初めての来店でも、選ぶ時の参考になる。
「石臼挽き小麦のクロワッサン」
ベーカリーテテで人気ナンバー1のスペシャリテ。味に深みのあるクロワッサン。
「ミルクフランス」
カリカリもっちり自家製酵母のフランスパンに昔ながらの製法で大切に作られた高千穂バターの自家製ミルククリームをサンド。
時間が経つと、クリームが溶けてパンに染み込んで、より美味しくなる。
ほぼ毎日並ぶ定番のパンもあるけれど、多くのパンは日替わりで、その日にお店に行ってみて何が並んでいるかを見る楽しみがある。
ベーカリーテテのパンたち
「ブレッサンヌ」
国産小麦で作ったパンの上に自家製ミルククリーム&バニラシュガー。
「プレーンスコーン」
外はサクッと、中はしっとり。バターの香り豊かなスコーン。
「パン・オ・レザン」
自家製カスタードクリームとラムレーズンを巻き込み焼き上げたパン。フランスでは定番のヴィエノワズリー。
「イベリコ豚のサルシッチャ」
イベリコ豚の生ソーセージをデニッシュと一緒に焼きあげたパン。粒マスタード入り。
「ブリーチーズとバターのサンド」
ライ麦入りのフランスパンに、ブリーチーズと四つ葉バターのコンビ。
「スパイシーチリドッグ」
粗挽きソーセージに、チリビーンズとチェダーチーズの組み合わせ。
「ズッキーニ&オイルサーディン&エメンタールチーズのタルティーヌ」
グリルしたズッキーニとスモークのきいたオイルサーディン、チーズの王様と言われるエメンタールチーズをかけたパン。
「ハーブソーセージとラタトゥイユのタルティーヌ」
ハーブ入りソーセージとラタトゥイユの組み合わせ。
「バニラメロンパン」
バニラビーンズの入った厚いクッキー生地にふわふわパン生地のハーモニー。アクセントにバニラシュガー。
「パン・オ・マイス・フロマージュ」
とうもろこしと、グリエールチーズ入り。
「茄子と自家製ミートソースのタルティーヌ」
じっくり煮込んだ自家製ミートソースと茄子のタルティーヌ。
「焼きトマトとチーズカレー」
自家製カレー、チーズ、トマトをのせて焼き上げたパン。
「オレンジとホワイトチョコ」
ふんわりパンの中に、オレンジピールとホワイトチョコレートが入っているパン。
「なごみあんぱん」
減農薬、甘さ控えめの粒あんをたっぷり包んだあんぱん。
「黒胡麻あんぱん」
こしあんタイプの黒胡麻あんを包んで、ゴマをたっぷりまぶしたあんぱん。
「ミルフィーユ・オ・フロマージュ」
ブルーベリーとクリームチーズのデニッシュ。
「マンゴーフロマージュ」
マンゴー、パッションの自家製コンフィチュール&カスタードクリームとクリームチーズの組み合わせ。
「クロック・ムッシュ」
無農薬の牧草で育った牛のミルクから作られた上質なグリュイエールチーズをたっぷり乗せたパン。中にはホワイトソースとロースハム。
「黒糖レーズンクリームチーズ」
レーズンの甘み、黒糖のコク、クリームチーズの酸味のハーモニー。
「抹茶と大納言のスコーン」
外がサクッと中はしっとり。抹茶と大納言が入ったスコーン。
「ポワールウィリアム」
洋酒シロップに漬けた洋梨、自家製カスタードクリームのクリームチーズのデニッシュ。
「くるみのカンパーニュ」
オーガニックレーズンからおこした自家製酵母とクルミで作ったカンパーニュ。
「パン・ド・カンパーニュ」
有機レーズンとライ麦の2種類の自家製酵母を使用した、テテのスペシャルカンパーニュ。ほのかな酸味と皮の甘みが一体となったパン。
「ブール」
丸型のフランスパン。成形によって食感が変わる。もちもちが好きな方にお勧め。有機レーズン自家製酵母使用。
「くるみと林檎のデニッシュ」
中沢バター、林檎、くるみを低温でじっくりキャラメリゼしたザクザク食感のデニッシュ。
「ナポリ」
ホワイトソース、トマトソース、ベーコンをサンドして、上にゴーダチーズをたっぷり乗せて焼き上げたパン。
「れんこんとミートソースのタルティーヌ」
自家製ミートソースとれんこんのシャキっとした食感が美味しいタルティーヌ。
「板チョコ塩バター」
カルピス有塩バターと香料、乳化剤不使用のチョコレートをサンドしたパン。
「カプレーゼカスクート」
日高フレッシュモッツァレラと、トマト、バジルの組み合わせ。
「カンパーニュ・フリュイ」
有機自家製酵母で作ったカンパーニュにクランベリー、レーズン、オレンジピール、イチジク入りのカンパーニュ。
「バゲット・カンパーニュ」
皮の甘味と香ばしさが強調されたフランスパン。有機レーズンの自家製酵母から作りました。
「ココ・バナーヌ」
オーガニックバナナと自家製アーモンドクリームのデニッシュ。
「塩キャラメル&ナッツのデニッシュ」
自家製塩キャラメルとカスタードのデニッシュ。
「アマンドクリエール」
「カルピスバターの塩バターロール」
もちもち有機豆乳パンとカルピスバター。
「クロッカン・カソナード」
良質なサトウキビ100%から作られたブラウンシュガーとナッツのクロッカン。
「焼きトマトとチーズカレー」
自家製カレー、チーズ、トマトを乗せて焼き上げたパン。
「もっちりきなこ」
京都から取り寄せた、深煎りきな粉をたっぷりまぶしたパン。揚げていないのでヘルシー。
「ペイザンヌ」
国産小麦と全粒粉20%の山型食パン。もっちりとしていて、サンドイッチにもおすすめ。
「パテ・ド・カンパーニュ」
豚肉のパテとピクルスのバゲットサンド。
「ブランタルティーヌ」
国産のホタテとカブのコンソメ煮とホワイトクリームのタルティーヌ。
「ヴォルカン・フロマージュ」
無農薬の牧草で育った牛のミルクから作られた上質なグリュイエールチーズがたっぷりと入ったフランスパン。
「バタール」
有機レーズン自家製酵母で作った、太いタイプのフランスパン。皮よりも中身のもっちりを楽しみたい方にお勧め。
「フレンチ・オザマンド・フリュイルージュ」
自家製アーモンドクリーム、ベリー、ホワイトチョコのパン。
「大納言ショコラ」
「ミエル・ブルー」
はちみつ、ゴルゴンゾーラ、クルミのカンパーニュ。はちみつとチーズはイタリアでは定番の組み合わせ。
「バトンソーシス」
フランスパンとあらびきソーセージの組み合わせ。
「もっちりオリーブ」
もちもち有機豆乳パンの中に、スペイン産マンザニラ種のオリーブ。
「布引いちごあんぱん」
「マスカットレーズンクリームチーズ」
こうしてあらためて見てみると、ものすごい数のレパートリーですが、これでもまだすべてを紹介しきれていません。どれを選んでも、美味しいパンばかりなので、お近くに来る機会があれば、ぜひベーカリーテテに行ってみてください。
営業時間:9時~15時(正午過ぎ頃までに多くのパンが売り切れますのでお早めに)
電話:0267-67-5660