大エルミタージュ美術館展

自分が絵を見る時には、大きく3つの要素に分けて見ている。
画力と、題材(モチーフ)と、表現方法。
何を題材にして、どのようにそれを表現するか、というのはその画家の考え方と感性がダイレクトに現われる部分なので、面白い。
「こんなものを題材にしてしまうのか!」とか、「こういう表現があるのか!」という驚きを与えてくれる絵はとても好きだ。
今回の「大エルミタージュ美術館展」の中では、
HermitageHecht3.jpg
ギヨーム・ヴァン・デル・ヘキトの「ケニルワース城の廃墟」という絵が一番好きだった。霧の向こうに、廃墟となった古城のシルエットが浮かびあがり、手前には湖に浮かぶボートの姿がある。とても幻想的で美しい絵。自然の不変さと、人工建築物の脆さが、一枚の中に対比して表現されている。
次に好きだったのは、ユベール・ロベールの「廃墟の中にいる洗濯女」。
使われずに廃墟となった聖堂の中で、湯を沸かして煙をあげて洗濯をしている場面を描いたもので、これは題材が素晴らしい。
その他、良かったのは
フランソワ・フラマン「18世紀の女官たちの水浴
アレッサンドロ・マニャスコ「盗賊たちの休息
クロード=ジョゼフ・ヴェルネ「ティヴォリの滝」
キース・ヴァン・ドンゲン「
レオポルド・シュルヴァージュ「風景」
オスヴァルト・アヘンバッハ「ナポリ湾の夜景
今回の美術館展は、ゴーギャンやルノワール、マネ、ピカソといった画家の作品が1点ぐらいずつある他は、あまり有名どころの作品は無かったけれど、無名ではあっても、いい絵がたくさん集まっていると思った。
色々な種類の画家と作風が集まっているので、誰にもきっと、気にいる作品が見つかるだろうと思う。
【大エルミタージュ美術館展 開催概要】
開催期間:2006年10月19日(木)~12月24日(日)
開催場所:東京都美術館(上野公園内)
開室時間:午前9時-午後5時 (入室は閉室の30分前まで)
休室日:毎週月曜日
公式ホームページ

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