佐久平から、千曲川を渡って望月に向かう。
望月の入口には「信州の奇祭 榊まつり」の看板。
当日の中心エリアは車両進入禁止になるので、車は望月サテライト校の校庭に停める。
望月には古い商店が多く、タイムスリップしたような感覚になる。
榊祭りを本来の形で開催するのは4年ぶりだという。
今回はこの「奇祭」を体験するのが楽しみで、松明投げへの参加を申し込んだ。
望月宿のご本陣があった、中山道のメインストリート。
中山道と平行して、鹿曲川が流れている。
「犬神家の一族」で那須ホテルとして撮影された場所である「井手野屋旅館」。
メインストリートの両側には屋台が並ぶ。
バスターミナルの広場では、望月太鼓の演奏。
松明投げに参加する人の集合場所である、竹花組の駐車場。松明は、竹の先に布を取り付けたもの。
それぞれ好きな松明を選んで、登山口から山を登る。
今日は、心配された台風の直撃もなく、しかも日射しもなくて涼しかった。
頂上に到着。望月の町並みがよく見える。
ここで松明を油に浸す。
屈強な肉体の精鋭部隊が待機している。
一列に並んで、日暮れを待つ。
いよいよ先頭の総団長グループが勢いよく駆けてきた。
松明から炎を移していく。
山火事に備えて消防車も待機。
頂上から長い松明の行列が続く。
掛け声と共にふもとまで駆け下りてくると、たくさんの人が待ち構える。
目標地点は望月橋。
掛け声とともに、鹿曲川に向かって松明を投げ入れる。
投げ入れられた後も、炎の勢いは止まらない。
そして、至近距離で花火の打ち上げ。
バスターミナルのあたりはすごい人手。
神輿と踊り手が、祭りに華を添える。
望月にある川口赤十字病院のマスコットキャラクターであるらしい「ハートラ」。
「奇祭」と言われるだけあって、今まで見たことのない祭りで、賑わいもスゴかった。
コロナ明けの今年は、台風の直撃も免れて、無事開催になってよかった。
ダイジェスト動画。