『黒牢城』【直木賞】ミステリーである以上に組織論として名作
「黒牢城」(米澤 穂信/角川書店) 歴史小説の形をとった探偵もの、という珍しい形態のミステリー小説。 しかも、探偵役の黒田官...
「黒牢城」(米澤 穂信/角川書店) 歴史小説の形をとった探偵もの、という珍しい形態のミステリー小説。 しかも、探偵役の黒田官...
『変な家』(雨穴/飛鳥新社) 間取り図の不思議さを題材にしたミステリーという着眼点は面白かった。 ただ、良かったのは着眼点の...
(橘玲/ダイヤモンド社) とても面白かった。 「幸福」という曖昧なものを、きちんと定義づけて、分析可能な状態に噛み砕いてから理路...
『街とその不確かな壁』(村上春樹/新潮社) 近年よりも、初期の頃の村上春樹作品に近い雰囲気。 それもそのはずで、この作品は、最初...
(ドリー・クラーク /ディスカヴァー・トゥエンティワン) 人生はロングゲームである、という長期的な視点に立って、本当に重要なことに...
(佐藤究/KADOKAWA) 圧巻のスケールの超大作だった。 こういう壮大な物語が大好き。 最初の舞台はメキシコから始まり...
『方舟』(夕木 春央/講談社) 本格的なミステリーだった。 反則技のような変化球のトリックは無く、論理的に矛盾が起こらないように...
(桐野夏生/毎日新聞出版) 日本がとても景気が良かったバブル時代の、証券会社や銀行や不動産といった、金回りの派手な業種の人々を描い...
「燕は戻ってこない」(桐野夏生/集英社) 桐野夏生の小説はたいがいそうだけれど、今回もまた、社会的な弱者であるポジションの女性が主...
さまざまなインチキ医療情報がネット上に流れる中、その真贋の見分け方を知るための下地として読んでおくべき本と思った。 要点メモ ・保険...